脳卒中患者への姿勢・歩行改善を目指したニューロリハビリテーションアプローチ(熊本)


【講師】
伊藤 克浩 先生 山梨リハビリテーション病院 リハビリテーション部 副部長

<プロフィール>
(公社)日本理学療法士協会 役員理事
(公社)日本理学療法士協会 日本理学療法学会法人化検討委員会委員
全国リハビリテーション専門職団体協議会(旧3団体)診療報酬対策委員
全国リハビリテーション医療関連団体(旧10団体)報酬対策委員会委員
(社)全国回復期リハビリテーション病棟協会総務委員会委員
IBITA/JBITA認定成人中枢神経疾患上級講習会国際インストラクター
サッカーJ1 ヴァンフォーレ甲府メディカルスタッフ(通院リハ担当)

<アブストラクト>
 1996年のNudo博士によるサイエンス論文以降、中枢神経疾患におけるニューロリハビリテーションは常識となった。その論文では人為的にリスザルに脳損傷を生じさせ、使いにくくなった麻痺手に対してCIMT(非麻痺手を拘束して麻痺手を強制使用させる療法)を用いることで麻痺手に関わる運動領野に変化が起きることが紹介された。しかしながら我々が普段目の前にする対象者には皮質脊髄路の損傷が著しい場合、強制使用しようにも末梢の手・足がわずかにしか動かない症例も存在する。また、平成30年の診療報酬改定では回復期リハの基準がFIMの指数で左右される改定が行われた。網様体脊髄路や前庭脊髄路といった両・同側性の下向路の損傷が比較的少なくて中枢部や姿勢調整、そして歩行機能の潜在能力を持っていながら早期から非麻痺側を中心としたADLの改善だけを目指した介入しか療法士が行わないことで、その潜在能力が発揮されず、筋萎縮や弱化が進み回復の可能性があるのに十分な治療を受けられていない症例を目の当たりにすることがある。
 このセミナーでは姿勢制御からみた脳卒中片麻痺患者に対する治療戦略と歩行再獲得を目指したニューロリハビリテーションについて実例を提示しながらお話ししたい。




【開催日】平成30年12月1日(土)
【タイトル】脳卒中患者への姿勢・歩行改善を目指したニューロリハビリテーションアプローチ
【開催地】熊本
【会場】九州中央リハビリテーション学院 5F 
    (熊本市中央区本山3-3-84)

【時間】9:30~15:30(受付9:00~)
【講師】伊藤 克浩 先生
(山梨リハビリテーション病院 リハビリテーション部 副部長)




セミナー参加費
通常(1名様) ¥9,800+税
団体割(2名様)
¥9,800+税
1名様あたり
➡¥8,800+税
団体割(3名様)
¥9,800+税
1名様あたり
➡¥7,800+税