【講師】
玉利 誠 先生
福岡国際医療福祉学院 理学療法学科
【テーマ】
歩行の神経科学〜脳画像から得られる情報とその限界〜
脳卒中患者の症候の基礎は脳の損傷にあるため,脳画像は症候の裏付けや予後予測に用いられることが多い。しかしその一方で,脳画像はビジュアルが良いが故にその情報の本質が歪められ,あるいは拡大解釈されてリハビリテーションに取り入れられてしまう危険性も孕んでいる。脳画像から歩行(活動)の解釈を試みるのはその最たる例であると考える。そこで今回,脳画像の基礎的なみかたについて概説するとともに,複数の症例を供覧し,脳画像研究の見地から脳画像と歩行の関係について私見を述べる。
【講師】
大田 瑞穂 先生
誠愛リハビリテーション病院
【テーマ】
片麻痺歩行の生体力学〜介入戦略に役立てるバイオメカニクス〜
本講演では脳卒中患者の「歩行」にクローズアップし、バイオメカニクス的観点から問題点や特性について解説する。片麻痺歩行の先行研究・報告は数多く存在し、介入戦略の糸口は情報過多の状況にあるが、臨床場面ではその情報を選択し、的確な介入戦略を示すことが求められる。今回は回復期段階にある脳卒中患者の歩行自立度や速度、歩容といった臨床家にとって関心事項である領域について先行研究だけでなく、当院の三次元動作解析装置を用いた臨床データから関連するバイオメカニクス特性や問題点を提示し、臨床場面で役立つ介入戦略の指針を述べる。
セミナー参加費 | |
通常 ➡キャンペーン割 |
¥10,800+税 ➡¥8,800+税 |
団体割(2名様) ➡キャンペーン割 |
¥10,800+税 1名様あたり ➡¥7,800+税 |
団体割(3名様~) ➡キャンペーン割 |
¥10,800+税 1名様あたり ➡¥6,800+税 |