脳卒中患者の筋緊張亢進状態の上肢筋に対してのアプローチ


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脳卒中患者の筋緊張亢進状態の上肢筋に対して

『上腕部(上腕二頭筋)』

グローブを片側使用する。
不感導子を腰背部に貼り、素手の手で前腕を把持し、他動的に肘関節を伸展させ、グローブを着用している掌部で上腕二頭筋部全体に触れます。
電気を流している間(2秒程度)は筋の伸張をやめ、グローブの手を離し電気を流していない状態で肘関節を伸展させストレッチします。
以上を繰り返し行い伸張し、上腕二頭筋の筋緊張を改善させます。

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『前腕部から手指』

(上腕部から継続して肘関節の伸展後)
手指を伸展させながら、前腕部全体にグローブを当てる。
グローブで前腕に触れている間は、ストレッチを行わず、グローブを離し、手指のストレッチを行う。
繰り返し行い、前腕部筋の緊張亢進状態の改善を図る。


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『肩関節屈曲』

三角筋前部にグローブを当て、肩関節を屈曲させていきます。肩甲骨上部に当てるグローブの面積は大きく、三角筋前部に当てるグローブの面積は小さくします。収縮をみながら電流、グローブを当てる圧の強さを調節していきます。


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『手指』

グローブを使用することで数多くある前腕の筋を個別に収縮させることができます。また、PNFの出力、グローブの圧を調節することで浅層から深層の筋まで収縮させることができます。


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